英彦山奉幣殿(ほうへいでん)参拝
神社巡りの記録です。8月の盆休み、福岡県は英彦山(ひこさん)神宮へ行って来ました。
※英彦山の概要
「英彦山」と書いて、読みは「ひこさん」。初めは「日子山(ひこさん)」と呼ばれていました。
平安時代前期には嵯峨天皇によって「日子」の文字が「彦」に改められ、江戸時代中期に霊元法皇から「英」の字を賜って、現在の「英彦山」になりました。
江戸時代の最盛期には英彦山山伏は3,000人に達し、彼らが暮らした坊舎の数は800戸にも及んだそうです。
修験道霊場「英彦山」は、西国一の霊験所として信仰者も多く集い、その数は九州一円に42万軒にも達しました。
※見どころ① 財蔵坊-ざいぞうぼう- 江戸時代の最盛期には800舎あったと伝えられる英彦山の坊舎の一つ。
坊舎は檀家の宿坊としても使われていたため、祭壇や炊事場などがあり、「鍵屋造り」といわれる独特な建築様式になっています。
※見どころ② 奉幣殿-ほうへいでん-
朱色の社殿と大鈴がシンボリックで、英彦山観光の中心的存在として親しまれている英彦山神宮奉幣殿。
江戸時代以前には英彦山霊仙寺の大講堂として利用されていました。
現在の建物は江戸時代初期に小倉藩主だった細川忠興によって再建されたものです。
※クロスロード福岡さんのHPより抜粋引用
英彦山神宮
- 住所 〒824-0721 福岡県田川郡添田町英彦山1
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中国地方から:小倉南IC→国道322号→県道52号(道の駅おおとう方面)
→道の駅ひこさん通過後、県道500号に乗るのでそのまま直進→山道を登ると、右手側に銅鳥居と駐車場が見えます。
※スロープカーの駅(花駅)は、さらに上です。 - 駐車場は銅鳥居前に10台、花駅に2~30台程度駐車可能です。
- 英彦山神宮(奉幣殿)参拝へは、銅鳥居から徒歩で行くか、先述のスロープカーで優雅に上がるかになります。
- 登山道を登ることになりますが、中宮・上宮も存在します。その場合はしっかり準備して、更に時間も考えて参拝しましょう。
鳥居~財蔵坊
坊舎を見たかったので、銅鳥居前に駐車してからスタートです。
では改めて、立派な鳥居をどうぞ。実物を見ると、大きさに圧倒されます。寛永14年(1637)作、佐賀藩主の寄進だそうで。
約400年の月日を重ねて重厚で味のある雰囲気をまとっています。これから向かう神宮への期待が、否応なしに高まりますね。
昔の姿を残す坊舎『財蔵坊-ざいぞうぼう-』へ寄り道します。
当時は、参拝客御贔屓の坊が決まっていたそうです。ここでもいろいろな人間ドラマがあったのでしょうね。
正面の入り口は来客用で、右手側は縁側。住居入口は、手前の右手側に土間があります。
立派な神棚が残っています。傍らには山伏の必須アイテム(?)法螺貝。
これをみると、吹いてみたくなりませんか?私はなります。
こちらは囲炉裏。火をつけていただきました。
この煙で燻すから、虫が食わずに家が保つそうです。これでお茶を沸かしたり、ジコ坊のおじやみたいなのを作ると美味しそうですね。
山伏はモテモテだった(修行でムキムキだったそうです)とか、土地の証文が残されている…などの面白い話を、ここでお伺いしました。
一通りの見学を終え、駅へ向かいます。
『花駅』のアクセスと展示見どころ
財蔵坊から歩くこと5〜10分で、英彦山ケーブルカーの『花駅』到着。奉幣殿へと続くレールが見えます。
昔の小学校を再利用した駅舎には、売店、英彦山の生き物や歴史を紹介する展示スペースなどがあります。
ここからは、スロープカーを利用して行きます。
発車まで時間があったので、少し休憩。米サイダーを頂きます。
底の方に溜まった米粕を混ぜて飲むと美味しいです。甘酒を連想させる、懐かしい優しい味です。
展示コーナーにも足を延ばしました。英彦山の生き物たちが展示されています。まずは立派な鹿の剝製。
鹿かよく出てくるゴールデンカムイを連想しました。ヒンナヒンナ。
続けて、英彦山の昆虫たち。ここのカナブンやタマムシの他にも、鮮やかなカメムシとか、セミとかが展示されています。
カメムシは色鮮やかな個体も居るんですね。臭いけど。
ではでは、スロープカーに乗って出発します。
車内の窓は、御御簾(おみす)のようなものが掛けられています。
※大河ドラマで、天皇陛下が見えないようにしてあるスダレみたいなやつです。
車内からの景色は良かったです。
特に、途中にある庭園を上から眺められるのはGood。紅葉時期は特に綺麗だと思います。
英彦山神宮(奉幣殿)
ケーブルカーで景色を眺めること約15分、奉幣殿側の『神駅』に到着しました。
駅のエレベーターを昇ればすぐ奉幣殿。備え付けの階段を利用しても、大して距離は変わりません。
参道がすぐそばにあったので、下を見てみました。ここを歩いて昇降するのも、楽しそうですね。
奉幣殿到着。まず目を引くのは、足元の白砂利。神聖な雰囲気が漂います。
それと対比するように、朱色の柱が鮮やかな奉幣殿。しっかり手入れされた境内に、ここまで来てよかったという思いが溢れます。
参道を全て歩いてきたら、より一層の感動があった事でしょう。
手水で手と口を清めます。水が凄く冷たくて気持ちいい!
山の水を引いているから、これだけ冷たいのでしょうか。手水鉢の苔も良い味を出してますね。
建物を目の前にすると、鈴の大きさが改めて目立ちます。
2礼2拍手1礼、本日無事に参拝できたことを感謝しつつ、日々前向きに生きることを見守って欲しいと願掛けしました。
参拝後、奉幣殿から山側を臨むと、中宮上宮への参道及び「摂社・下津宮」へ繋がる鳥居が見えます。
茅の輪もありますね。暑気祓いが無くとも、設置されているようです。潜り方を参考に、グルグル回ります。
下津宮は、階段を上ってすぐです。折角なので参拝させて頂きました。
幕に書かれているマークは『抱き鷹の羽に二つ引き』です。英彦山神宮の神紋だそうです。
下津宮内部です。神社なのに、線香と『おりん』があります。社殿に上がって参拝するスタイルはお寺のそれですが、名前は神社。
こういった事情に詳しくはないのですが、これは…うーん、お寺なのか神社なのか。
下津宮の社務所で御朱印を頂く際に尋ねたところ、「神仏分離で引き離されたものが、徐々に昔の姿に戻りつつあります」のこと。
下津宮参拝後に、奉幣殿社務所でも御朱印を頂きました。そして、御神水が頂ける場所があったので、そちらも利用。
奉幣殿横のカフェとか、お守りとかもサラッと覗きつつ、神駅へと歩を進めて下山します。
先述の通り、白砂が凄く目を引く雰囲気のある綺麗な神社でした。次回来るときは、中宮と上宮へも参拝しようと思います。
※週末は、中宮上宮でも御朱印が貰えるそうです。
英彦山ホテル和
文明の利器も使用しましたが、体を動かしたのでお腹が減っています。
近くにある英彦山ホテル和(なごみ)で、お昼と温泉を頂くことに。
※鳥居から車で10分程度、すぐ近くです。英彦山(上宮)登山後の休憩にも良さそう。
お先に腹ごしらえ。英彦山御前、冷麺などの文字が並ぶ中、オッサン二人はカツカレーを選択。
うん、実に英彦山感の無いチョイス。だがそれが良い。
「天空のレストラン」の二つ名通り、こちらも景色が素晴らしい。
紅葉に雪化粧、美しい景色が眺められそうです。
英彦山感を少しだけカバーしようと、山女魚のから揚げを注文。
開いて豪快に揚げられた川魚、サクサクで美味しいです。
食後は風呂でゆっくりして、英彦山をあとにしました。良い夏休みの1ページになった気がします。
次に来るときは山頂に上って、中宮外宮のお参りもやるぜよ!
それでは、また次回に。





















