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島根旅行記(安来周辺編)

2024/09/29

 年始の時間を利用して、島根を旅してきました。
初日は安来周辺です。

2日目の松江周辺はこちらから。
 素晴らしい場所ばかりでしたので、記録を残しておきます。

全工程

 基本的に車移動です。1日目に青色2日目は緑色の箇所を訪問しています。
2日とも、1万歩以上の歩数を記録。良く歩きました。

足立美術館

 まず初めはここへ。立派な日本庭園で有名な美術館です。

入り口はどこだ?

 駐車場に到着すると、すぐにそれとわかる向かって右手側の建物。
 …には入り口らしきものがありません。???。
 奥の方へ向かってみると、入り口らしきものを発見するも「出口」との表示あり。
入り口は道路を挟んで更に奥のようです。

 駐車場から見えていたのは、新館だったようですね。
 …は良いけど、新館は出口しかないぞ。何処から入るんだろう?
まぁ、行けば分かるさ!と突入。
 事前にチケットを購入していたため、100円安く入場。何事も段取りで御座います。

ざっくり概要

・本館、魯山人館、新館の大きく3つに分かれています。
・茶室、喫茶店が3つあります。
※広いので、どこかで休憩して一息入れるのが乙な感じ。
横山大観(絵画)北大路魯山人(茶器中心)を中心とした作品が展示されています。
※鑑定団の常連の方々ですね!

お目当ての庭園へ

 館内は、庭園のみ撮影可ということで、下手くそ写真を何枚か掲載します。

 これは入り口付近から。立派なお庭は直ぐに見れます。
 魯山人館の前あたり。足立さんの像だったはず。
 軽食のある喫茶室と、茶室(非公開)手前の風景。綺麗な池があります。
 本館終盤辺りで臨める風景。
奥の赤丸部分は滝があります。ちなみに、美術館敷地外です。
 ここから見て、庭園と奥の山が一体化するように作った…のでしょうか。
こだわりを感じますね…。

 滝のアップ写真です。
 なんとこれ、人工の滝だそうです。眺望のために滝まで拵えてしまうとは、恐るべし。
庭からも瀑布の良い音が聞こえます。

 庭園に面する部分には、絵の額縁を模した開口部と、ゆっくり眺められるようにソファ等が設置されていました。
「庭園もまた一幅の絵画である」
 と言うのが創設者の想いだったようですが、ホントに立派な庭園でした。

茶室「寿楽庵」

 歩き疲れたので少し休憩です。
今回は茶室でお茶を頂きました。純金の茶釜で沸かしたお湯による抹茶を頂けます。
 茶菓子「日の出前」と抹茶「寿楽」は上品で繊細な味でした。
座ってゆっくり庭園を眺めながら、お茶を頂く。私みたいな下賤の身には似合わないハイクラスな時間を過ごせました。

新館へ

 まさか、そんな形で新館へ続いているとは…。すぐ分かりますが、動線は行ってのお楽しみに秘密にしておきます。子供心をくすぐられながら新館も堪能。
 「いま」の時代の画家さんによる作品が展示されていました。

月山富田城

 続いては、尼子氏の居城を目指します。足立美術館からは、車で5分程度の距離です。

安木市立歴史資料館

 「富田城へ上る前にここへ寄るべし」とのクチコミがGoogleMapに。
 地図や、簡単な歴史的背景等の基礎知識が得られるそうです。
※御城印・御朱印もこちらで頂けます。

全体模型

 館内1Fに、月山富田城の全体模型があります。
これが立派で、「おぉーっ」となりました。無料だなんて有難い…。
 上る前に見ておくと、イメージが掴めて良いですよ!
続けて俯瞰アングル。
 黄色が、資料館がある箇所。丁度ふもとの辺りですね。
2階にも資料館があります(有料)。月山富田城を巡る戦いの企画展をやっていたのですが、今回は時間がないので断念しました。

城への所要時間・道程

〇係員の方に所要時間をお伺いしました。
資料館からだと、片道1時間程度
中腹駐車場からだと、片道30分程度との情報を頂きました。
〇城までの注意点です。
・三ノ丸まで、手摺付の整備された階段が続いています。歩きやすい靴で。
(※段差があるので、残念ながら車椅子では難しそうです。)
・雨の後とかは、滑りやすそうなので注意が必要です。
 大体の情報収集は完了。貸出しの杖をお借りして車に乗せ、中腹駐車場へ向かいました。
ちなみに、大人は杖があった方が楽だと思います。特に下り。かなり助かりました。

中腹(駐車場)~山中御殿

 資料館から駐車場へは、車で2~3分です。
道は狭いですが、水路に鉄板をかけたりして通り易くなっていました。
※ただし、広い場所でないと車の離合は難しいです。

 駐車場から富田城を見ると、こんな感じです。
かーなり上の方にそれらしいものが見えます。
 取り敢えず、中腹にある「山中御殿」を目指して歩いて行きます。
 尼子さんの旗が立ってます。
家紋って、シンプルなのにカッコいいですよね。

山中御殿~七曲り~西袖が平

 階段手前の山中御殿へ到着。いくつか案内看板があります。
立派に積まれた石垣にテンションが上がります。
 では、性根を入れて登って行きましょうか!
 …と、折角なので看板も見ましょう。
少し風化した感じが、良い味を出してます。
 「自然の要害として作られた富田城は、攻めるのが難しい城として有名」
…と書いてますがその通りですね。

 観光でなら兎も角、こんなところを矢や鉄砲を搔い潜って登って、喧嘩して来いって言われたら嫌です。

 では改めて、城攻め開始です。
頂上へ向けて、ウネウネと蛇行した道を登っていきます。
 下からだとよく分かりませんが、ここら辺が七曲りかな…っと。
少し登って下を振り返るの図。
 やっぱりぐねぐねしてます。
これでもたついてる所に、上から銃や矢で狙い撃ちにしていたのでしょうね。

 ちなみに階段はコンクリートで固められていて、歩きやすいです。
…でも上りなので辛い

 七曲りを登り切った辺りに、井戸があります。今でも水が沸いていました。
 その名も「山吹井戸」。包囲されても、水の手は切れないようですね。
ここでは、泣いて馬謖を切ることは出来なさそうです。
 麓で見た三ノ丸が近くなってきました。ここまで来ればあと一息。

三ノ丸・二ノ丸・本丸

 西袖が平(三ノ丸の真下)へ到着!階段はここで終わりです。
ここからの眺めが良かったので、動画を取りました。天気良で、遠くまでよく見えますよ。
 小休止も済んだので、奥へ進んでいきます。
歩いて行くと、三ノ丸をすっ飛ばして二ノ丸へ着いてしまいました。

 その二ノ丸から三ノ丸を眺める之図。鳥居がありますね。
石垣もそうだけど、どっからこの石を運んできたのだろう…?
 二ノ丸から本丸を眺める之図。
本丸の奥に「勝日高守神社」があります。
 本丸到着からの、神社前景です。
厳かな雰囲気が漂っています。
 かつては人々も多く栄えた場所なのでしょうけど、今は静かに時間が流れています。
神社の手水石。苔が時代を忍ばせますね。
 奥の木は幹に大穴が開いていて、そこから顔を出せます。
先が見通せる」ということで顔を出した写真を撮ると良いことがあるそうですよ。

 良い眺めと、城を制覇した満足感からお腹もすいてきました。
一通り見終わったので、下山します。

古民家レストラン 中海の郷

 安木は「どじょう」の養殖で有名だそうです。折角なので、どじょう鍋を食べたい!
お城からは少し離れますが、車を駆って「中海の郷」へ向かいます。
※道の駅「あらエッサ」に隣接してます。凄い名前…。
 畳敷にテーブルの並ぶ、落ち着きのあるレストランです。
早速柳川鍋を注文。出てきたのがこちら!美味しそう。
 ドジョウ鍋・漬物・味噌汁・茶碗蒸し。
鍋はアツアツで美味しかったですよ。宍道湖すぐ側だけあって、味噌汁にシジミが入っていたのが嬉しかったです。

※足立美術館の周辺にも、ドジョウ料理を出すお店が数件あります。
ですがこの日は、尽くお休みでした…。

黄泉比良坂

諸注意

国道9号沿いから、南へ向かい車を走らせること2~3分で到着。
・9号を外れてからは道が狭いです。待避所がありますが、そこ以外では離合困難。
・駐車場ありですが、5台程度しか停めれません。駐車時には出易い向きに変えておいた方が良いです。車が溜まると方向転換困難です。

ポスト~塞石

 島根に黄泉比良坂があるのを知ったのは、TV「ドキュメント72時間」を見てから。
天国へのポストが置いてあるそうです。
 でも、考えてみれば出雲って神話の国だから、ここにあるのは当然と言うべきか。
 「あの世」への入り口がここにあるわけですね。
入り口には、ちょっと変わった鳥居があります。
 奥にあるのが、天国へのポスト。訪問時に、屋根の修理をされていました。
 便箋とペンが備えてあるので、手ぶらで訪問しても手紙を書けます。

 奥へ続く小道にも行ってみます。看板を読む限りでは、いぶや坂…になるのか。
 足元は少し悪いです。転倒注意。
 石が積まれている場所がありました。
 賽の神がありました。
ここに石を積む習慣があるみたいですね。

 尚、駐車場の東屋で御朱印を頂けました。お正月だからいらっしゃったのかな。

松江市街

初日はここまでです。松江市内で、ゆっくりさせて頂きました。
 市内の夜景。
 日本酒と、おつまみセット。
〆の蕎麦付きです。美味しかった…。