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島根旅行記(松江編)

2024/01/22
 島根旅行記(安来編)の続きです。
宿泊した松江市内からスタートを切った2日目。
浮かれて写真を撮る影が映り込む
 松江城とその周辺を回りました。
松江城大手前駐車場に、オープンと同時に滑り込み駐車完了。
積み上げられた石垣に圧倒されながら、城へ向かいます。

松江城攻め

先ずは外堀から

お得な情報

①先に城で3施設共通のチケットを買いました。これを見せると、遊覧船が少し安くなります。
②遊覧船のチケットを購入後に駐車券をカードリーダーに通すと、駐車場料金上限が800円になります。
1時間300円なので、3時間以上滞在する予定であればお得です。
二つのお得をしっかり握りしめ、遊覧船でのんびり松江を回ることにしました。

遊覧船へ

 チケットを購入すれば、当日中は何度でも乗れます。
なので、城周りの足としても利用出来ます。
 嬉しいことに、冬時期は船内に炬燵が設置されています。寒さ対策もバッチリ。
(豆炭が熱源で、徐々に暖かくなってきます。)

 この船、橋の下を通すために屋根が下がるようになっています。出発してすぐ屋根下げの実演テストを行ってから城周りの堀をゆらーっと周回。

 出発してすぐ、江戸時代の景色を色濃く残す通りへ。
 写っていませんが、カルガモとかも優雅に泳いでいました。

 城下町で、外堀まで残っているのは松江城くらいとのこと。
そしてこの船は、途中から外堀を回るルートに入ります。
城から少し離れて、町をグルーっと一周できるのは確かに面白いです。

 堀巡り終盤で、本丸が見えてきました。
写真では伝わりにくいのですが、壮観のひとことでした。素晴らしい。
真ん中左側に本丸が見えます
 遊覧船ツアーは1時間程度で終了。
ゆったりと進む船と、船頭さんの名調子もあって、楽しい時間を過ごせました。

松江神社

 本丸へ登る前に、場内に設けられた神社へお参りしました。手水舎。ここにもお賽銭が。
 庭も綺麗に整備されていますね。
 参拝も済ませたので、本丸へ行きましょう。

松江城本丸

 相変わらず石垣に感動。人力でこれって凄い…。
 見上げた時の迫力も凄いのよね。
 そして、戦国時代から現存してる城って凄くないですか。
戦国~江戸~明治…と通じて、令和の今まで400年。歳月の中でここで色々なドラマがあったのでしょう。
 それが今も残っているとは…感慨深いものがあります。
では、城へ入っていきます。

 梁の太いこと!写真の手ブレの恥ずかしいこと!
 柱の数も多い!
 井戸の深いこと!(写真ブレブレ)
左側の丸いものが井戸です。ごめんなさい…
 天守閣からの眺めの見事なこと!境港方面(たぶん。)
 こっちは宍道湖方面。
 月山富田城でも思いましたが、城からの眺望が素晴らしいですね。
敵が攻めて来たりとか、城下町での異変だとかを察知しやすかったことでしょう。

美術館巡り

 お城を堪能したので、美術館へ向かいます。
折角なので、再度船に乗せて頂きました。
 のんびりと船で移動して、今度は「ふれあい広場」で途中下船。
そこから徒歩10分程度で、目的地です。

そば処八雲庵

 現在時刻は午二刻(11:30)。
腹が減っては戦は出来ぬ、お昼を取ることに。行く先は、遊覧船でも紹介のあったお蕎麦屋さんです。
 鴨蕎麦と、出雲そばがセットになっているものを注文。
先に出雲蕎麦が到着。
 普段コンビニの蕎麦しか食べませんが、出雲に完敗です。
コシが有るのと、蕎麦の風味が良い!

 舌鼓を打ってると、鴨蕎麦も到着。こちらも美味い!
 途中で女将さんに勧められた、舞茸の天ぷらも追加。
 量を半分にして半額でも出せますよ、って勧められたのでついつい。これも美味しかった…。

ヘルン記念館

 パトリキオス=レフカズィオス=ヘルンこと、小泉八雲さんの記念館です。
写真撮影不可でしたので、入り口のみ。
怪談作家としての顔しか知りませんでしたが、新聞記者さんで、日本文化の紹介者でもあったのですね。
 彼はギリシャ人の母を持つアイルランド人で、故郷からアメリカを経由してはるばる日本へ来られたそうです。その軌跡が詳しく展示されています。興味深くて、読み込んでいたら結構な時間と体力を消費していました。

 子息の中には画家になられていた方も居て、その作品もありました。
 記念館の隣に住まいも残っていましたが、時間の関係で今回はスルー…。

田部美術館

 小泉八雲記念館の隣に佇む「田部美術館」
こちらは、一点を除き写真撮影可ということでした。
1979年開館の美術館です。
 綺麗に手入れされているので、古さと言うより使い込まれた良さを感じさせる美術館でした。
 焼物中心で、地元島根の品が由来と共に展示されて居たのは興味深かったです。
これは、布志名(ふじな)焼の織部風。
 企画展「四季の茶道具 雪舞う日」目録。
 冬の茶道具が展示されていました。
 島根藩主である松平不昧公の作品も展示されていました。
 へうげものを読んだ影響で、一丁前に楽茶碗が好きなんです。
黒楽茶碗いいなぁ…。

武家屋敷

 続いて、隣の武家屋敷へ。
ここは中級武士のお屋敷で、今で言う公務員宿舎として使われていたそうです。
 門を潜って、正面からお屋敷玄関を臨む。
 振り返って、下人さんのお屋敷兼塀。
通りに面して窓もついてます。ちょっとした用事ならこの窓から済ませていたのかな。
 お屋敷台所にあった味噌部屋です。
写真では分かり難いかもですが、味噌の(?)甕が大きい。
大人でも手が回らないくらいです。
 台所には、壁に半分埋まった水甕とかありました。
 水甕の残り半分は外側に出ています。
外の井戸から水を汲んでここに流せば、室内で使えるように…って工夫でしょうか。

茶室「明々庵」

 チケット分を見終わり、歩きながら帰路に就いたところで見つけた看板。明々庵。
先ほどの松平不昧公の茶室です。
 通りからは少し離れますが、折角なので寄って見ました。少し高台にあります。
階段を上がり切ると…、城が見えます!
 これは中々に良い眺め! 茶室を見学。  室内には入れませんので、にじり口から撮らせて頂きました。
 ブレてますね…。反省。

松江歴史博物館…で甘味

 再度帰路につき、駐車場手前の歴史博物館内に寄り道。
 お目当ての展示は終了していたので、休憩だけしていくことにしました。
目の前で作っていた和菓子と抹茶を注文。
 和菓子なんて普段頂きませんが、これも繊細で美味しかったです。
松江は、松平不昧公が奨励したことから茶道文化が色濃く残っているそうです。
その影響で和菓子屋さんも多いそうです。必然的に、レベルも高いのでしょうね。

 展示のみですが、ここにも茶室があります。
 加藤清正の太刀が長すぎて納まらなかったので、穴を空けて置いたと言い伝わる箇所。
 脳筋の一休さんみたいなことを…。
ここに置かないとダメだったのでしょうね…。

船着き場へ到着

 一服したので、屋形船の乗り場へ向かいました。
途中にあった「ろんぢん 松江本店」。すき焼き・しゃぶしゃぶで有名なお店らしいです。
次回はここにも寄りたい。
 船着き場へ帰還。
他にも気になる施設はありましたが、この辺りで帰ることにしました。
 また機会があればゆっくりと回りたいものです…。

帰り道の休憩

 尾道~松江道の無料区間「高野」で下りて、道の駅たかので休憩。
 ソフトクリームで糖分補給です。
写真を撮り忘れましたが、入り口にあったアップルパイも購入。
バターの甘い匂いに負けたのです…。
 氷室もありました。珍しい施設。
余談ですが、尾道~松江道はIC側に道の駅が幾つかあります。サービスエリアの代替的な意味合いですかね。

 こんなところで、松江観光記お開きです。
御照覧有難うございました。
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