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電源ユニット交換作業記録

 年末のある日、PCから「ブーン…」という異音が聞こえるようになりました。
確認すると原因は電源ユニット。修理に出すことも考えましたが、良い経験になると思い、自力で交換に挑戦しました。
ATX規格の意味から調べ始めた初心者でしたが、なんとか無事に作業を終えることができました。
この記事では、
・電源ユニット交換の流れ
・作業中の気づき
・初心者目線でのポイント
をまとめています。
同じように電源交換を検討している方の参考になれば嬉しいです。
(acbel iPower85 350W → 玄人志向 KRPW-BK650W/85+に交換)

異変発生

 年末のある日、PCの起動時に『ブーン…』という異音が聞こえるようになりました。
何かががこすれているような音で、明らかに正常ではありません。少し様子を見ても改善の兆しがないため、電源を落として確認することに。

原因調査

 こすれる音なので、CPUかグラボのファンだろうと推測。
ケースを開けて確認したところ、目視で異常は確認できませんでした。
ならばと、再度電源を入れてみたところ…音の発生源は電源ユニット内でした。
 電源は、購入当初から付いている『acbel製 iPower85 350W』です。
長年使ってきたこともあり寿命が近づいていたようです。この内部ファンからの異音と推測されますが、流石に治せる自信はありません。
交換するのが手っ取り早そうです…が。

以前外せなかった電源ユニット

 実は、以前CPUを交換した際にも電源ユニットを外そうとしたことがありました。
しかし、固定ネジを外してもまったく動かず、深追いせずに諦めた経緯があります。

 今回改めて調べながら作業してみると、ケース裏側に『「かえし」状の引っかかり』があることが分かりました。
これが外れなかった原因だったようです。
「かえし」を解除してから電源ユニットに力を加えるとスッと動くことが確認できました。
これなら自分でも交換できそうです。

新しい電源

 どうせ交換するなら、今後のグラボやCPUのアップグレードにも対応できる容量にしたいと考えました。
そこで選んだのが 『玄人志向 KRPW-BK650W/85+(650W)』です。ゴリゴリのゲーミングPCじゃないので、これくらいで十分なはず。
 価格は約 5,500円 と手頃で、コスパの良さを感じました。※amazonで注文。
 また、今回のPCケースとマザーボードは一般的な ATX規格 に対応しているため、 同じATX電源であるこのモデルなら物理的な互換性に問題がないと判断しました。
実際にサイズ(奥行き)も既存の電源ユニットとほぼ同じで、 ケース内に無理なく収まることを確認できた点も選定理由のひとつです。
 CPU・マザーボード用のケーブルは固定で、その他は必要な分だけ差せるセミプラグイン方式になっており、配線がしやすそうだと感じました。

電源取外し

 ここからは実際の交換作業です。まずは撤去、まずは放電。
 電源コードを抜き、5分ほど放電してからケースを開けました。

グラボを外す

 作業スペースを確保するため、まずはグラボを取り外します。
このロックピン、毎回どちらが固定なのか迷ってしまいます。
しかもかなり固いため、少しずつ力をかけて外す必要があり、マザーボードが軋む音がしてヒヤッとしました。

メモリも外すことに

 本来は外す予定ではありませんでしたが、電源ケーブルを取り出すスペースが足りず、 結果的にメモリも取り外すことにしました。
 おりゃ、っと。

SSD/HDDケーブルを外す

 続いて、SSDやHDDの電源ケーブルも外します。
 狭くて手、指が上手くが入りません。
力を入れにくい中で、ピンを折らないよう慎重に作業しました。
 よし、外れた…!

強敵・24ピンコネクタ

外れない…!

 いよいよ本丸の、マザーボードの24ピン電源コネクタです。
これが非常に硬い…!
 繊細に、しかし力強くグイグイ左右に揺らしながら少しずつ引っ張り、なんとか外すことができました。
 外れた瞬間は本当にホッとしました。

20ピン?24ピン?

 ホッとしたのも束の間。外したピンと新しい電源のケーブルを見比べると形が違います…!
新電元は20ピンで、一方のマザーボード側は24ピンです。

「これは…刺さらないのでは?」

 近くにパーツショップもないため、合わなければ作業中断となるところです。
 背中に冷たい汗が流れましたが、新品のケーブルをよく見ると 20ピン+4ピンで24ピンとして使える構造になっていました。
いやぁ、助かったぁ…。これで取付に移れます。

取付作業

 …の前に、せっかくケースを開けたので、内部のホコリを軽く清掃しました。 初めて外した電源周りは特にホコリが溜まっている、このタイミングで掃除しておくと丁度良いですね。

新しい電源ユニット

ちゃんと付いた

 いよいよ新しい 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ をケースに取付ます。
 同じATX規格なので、ネジ固定は問題なし。
初心者なので、こんなことでも一安心ですよ。

逆手順で復旧

 外したときと逆の手順で、各パーツへケーブルを接続していきました。 
  1. マザーボードへ電源ケーブル接続
  2.  差す方もキツめでしたが、無事刺さった…はず。
  3. SSD/HDDの電源ケーブル接続
  4. メモリを元に戻す
  5. グラボを復旧
 これで、一連の作業完了です…。

祈るような気持ちで電源オン

 すべてのケーブルを接続し終え、ケースを閉じて電源ボタンを押しました。
祈るような気持ちで見守っていると――
無事に一発起動しました。
しばらく稼働させても問題はなく、今回の作業は無事完了しました。

作業を終えて感じたこと

 今回の電源ユニット交換は、慣れない作業で不安も多かったのですが、終わってみればとても良い経験になりました。
 特に、コネクタの固さやケースの構造(かえし)など、実際に触ってみないと分からないポイントが多く、学びが多かったです。
作業を通して感じたのは、
  • 外せるものは外して、作業スペースを広くすることが大切
  • ケーブルを外すときは慎重に確認(思わぬロック機構があるため)
  • ただし、時には大胆さも必要(固いコネクタは本当に固い)
  • マザーボードが軋む音は怖いですが、落ち着いて作業すれば問題なし
  • 取外し前に配線の写真を多めに撮っておくことが本当に重要
ということでした。

 特に一番最後の点は大事。
ネットで調べた際にも多くの人が「写真を撮っておけ」とコメントしていましたが、 実際に作業してみるとそのありがたみを痛感しました。
 どのケーブルがどこに刺さっていたか迷ったとき、写真があるだけで安心感が全然違います。

 無事にPCが一発で起動したときの安心感はひとしおで、 「やってよかった」と心から思えました。
次にPCを買い替えるときは、
自作キットを組んでみるのも楽しそうだなと感じています。
今回の経験が、次のステップにつながりそうです。
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