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神戸旅行記3~中華街・湊川神社~

 神戸旅行記第三回、有馬温泉からの神戸中華街・湊川神社参拝となります。
湊川神社には、楠木正成公(Wiki)が祀られています。
 公は室町幕府成立前に、天皇側として活躍した武将です。
最期は、足利尊氏相手に不利を悟りながらも戦を仕掛け、後世にその忠節を称えられました。
子供の頃に読んだ漫画でその場面が描かれていて、小二心を刺激されたんですよね。

 神戸に行くなら是非ここに、と言うことで旅先リストに入っております。
それでは、目次と本文です。

〇神戸旅行記一覧

神戸中華街

昼食は中華

 神戸電鉄経由で三宮へ帰還。そこから、JRで元町へ移動しました。
南側へ抜けて、神戸元町商店街アーケードを通過してさらに南下すれば…
凄い人だかり。
 いきなりの異国情緒。中華街到達です。
東へ抜けて、長安門から改めて再入場。
 下調べしていた「劉家荘」を探して彷徨います。焼鶏(しょうけい)料理が名物のようです。
昼食は…ここか「南京町 花梨麻婆飯店」を狙っていました。
…が!今の私の胃袋は!鶏を求めています。待っててね、劉家荘!
鶏さんがキュートですね。
 路地沿いを進むと、看板が見えてきました。
昼時少し前が幸いして、座席は空いていました。お目当ての焼鶏定食を注文。
若鶏を丸一日スパイスに付けて、高温の油で揚げてから蒸したものだそうです。
※お店ホームページより抜粋。
 がっついて下さいと言わんばかりの見た目!
ローストした鶏肉が、骨ごと豪快にざく切りされています。
箸でつまんで肉を頂きます…。

 脂の乗った鶏肉は、白米との相性が抜群です!美味しい!
セットの卵スープが薄い塩味であっさりして、これもお肉に良く合います。
 折角なのでお酒も注文。
杏露酒(シンルチュウ)を頂きました。うーん、甘くて美味しい。

 完食しました。ご馳走様でした!

散策

 お腹いっぱいで満足したので、中華街を散策します。
劉家荘は東側、長安門寄りにあるので、西へ向かってGo。

 定番の観光地らしく、通りは人がいっぱい。
修学旅行らしい学生と、私のような観光客でごった返していました。

 軒を連ねる店で意外なものは、射的(?)の店。倒したら景品が貰えるアレですね。
数件あって、どれも賑わっていました。
客引きの方も、中華風で力強い感じでした。
 中華街東西ド真ん中に到着。

 この近くに、老祥記という有名な肉まん屋さんがあります。
食べてみたかったのですが、かなりの人が並んでいたので断念しました。

 この立派な建物は、何だと思いますか?
 こちら公共のお手洗いになります。こんな所まで、中国感溢れますね。
引続き、フラフラ。中華食材店を物色し、ギャラリーを覗いたり…。
 シュラスコみたいに鳥を焙ってます。
美味しそうですが、鳥は先ほど頂いたので断念しました。

小休止

 歩き疲れたので、天福茗茶(テンフクメイチャ)というカフェに寄りました。
こちらのメニューに台湾の夏定番スィーツ、(緑豆湯リュードウタン)なるものが!
折角なので注文してみたものの、売り切れでした…。
 仕方ないので、タピオカ入り抹茶ラテ。
ゆっくり座ってドリンクを飲むだけでも、良い休憩になりました。
 再出発。そのまま西へ通り過ぎ、西安門を抜けて中華街を後にします。
 地下鉄「みなと元町」駅まで歩いて、「ハーバーランド」駅へ。
この区間も歩けなくはなさそうでしたが、時間がかかりそうなので文明の恩恵を享受しました。

湊川神社

神社前

 「ハーバーランド」駅到着、是即ち接続のJR神戸駅到着。
 ここから北へ少し歩けば、湊川神社です。
なんなら、駅前交差点からその姿を望むことも出来ます。
 5分ほど歩いて表神門へ到着。丁度七五三シーズン。
 着いてびっくり、神社向かって左側には駅入り口が。
阪神電気鉄道・阪急電鉄の「高速神戸駅」がこんなに近くにあったとは…。
 それでは境内へ行きましょう。
 一礼して門をくぐります。

墓所

 門を潜ってすぐ左手側に、公の墓所があります。
幕末には、吉田松陰などの勤皇派の方々が墓参していたとか。
特に松陰さんの熱の入れようは半端でなく、数回墓参されたようです。
 こちらは、徳川光圀公揮毫と伝わる楠木正成公墓碑の写しです。
 併せて、漢詩の碑文が。
朱舜水と言う方が詠まれた碑陰記(ひいんき)のようです。
 余談ですが、彼は光圀公存命時、明滅亡に伴う亡命者として来日したそうです。
この方の事も、知りたくなってきました。
源忠興って、細川忠興さんかな…?
 歴代尼崎城主が寄進したという、灯篭群も道中にあります。
奥でお墓参りをしてから、神社へ。

境内参拝

 本殿です。RC造ですが、それと判らない感じの落ち着いた色合。
天井に立派な絵があるそうですが、この日は祭事が多いため入場を諦めました。
 略拝詞を唱えて参拝完了。
 こちらは、親子さざれ石。大きい方を正成公、小さい方は子息の正行に見立てての配置だそうです。
桜井の別れがイメージされている…のでしょうか。

 下の写真は、宝物殿(奥)と日本最古オリーブの木。
 宝物殿はちょうど、無料開放されていました。
公の生い立ち~最期までと、身に着けていたと伝わる鎧や肖像画が展示されています。
小さいながらも、見ごたえのある展示室でした。
オリーブの由来です。
明治6年に持ち帰られたものが、縁あってこちらに移植されたようです。
 湊川のお稲荷様。
 備前焼の狛犬。戦火を生き抜いて、かつ大型のものは珍しいそうです。
 お茶会も催されていたので、お邪魔してきました。
(大盛況で1時間待ちでした。境内散策をしていたら、逆に時間が足りないくらいでしたが。)

 お点前も何も知りませんが、正座が辛かったです(小並感)。

殉節地

 境内には、正成公が最期を迎えた(と伝わる)場所もあります。
七生報國(7たび生まれ変わっても国に報いる)と誓ったのがここでしょうかね。
※ネットでこの言葉を検索したら、いかついネックレスが出てきて驚きました。
 門は閉ざされていますが、神社の方にお願いすれば入場可能です。
七五三で忙しそうでしたが、ササっと案内して下さいました。
 ブログ掲載禁止とのことでしたので、写真はごめんなさい。
手入れの行き届いた先を歩いていくと、僅かな丘があって、そこが殉節地とのことです。
社務所の方、ご案内有難うございました。

 名残惜しいも、ここで湊川神社を後にします。
多分に主観も含まれますが、澄んだ空気の流れる心地よい場所でした。

湊川公園~姫路

 参拝してググっと盛り上がるものがあり、湊川公園へ公の銅像を見に行くことに。
神門横の高速神戸駅~新開地、乗り換えて湊川駅まで行きます。
お上りさんに道を教えてくださった駅員さん、有難うございました…。
 立派な銅像をパシャリ。
ここから姫路に向かうので、急いで踵を返します。
(ホントは関帝廟にも行きたかったのですが、逆方向だし時間が無さそうで断念。)

 姫路へのルートがJR以外に分からなかったので、今度は兵庫駅を目指します。
ルートを悩んだ末、徒歩を決断。
 新開地1丁目のアーケードを通り抜けて…
 2丁目アーケードをくぐる手前で、南西に舵を切ります。
 これをずっと歩けば、兵庫駅が見えるはず。
※スマホの電池が心許なくなったので、この辺りで写真撮影を控えました。

 歩いて歩いて、駅に到着。2~30分といったところでしょうか。
兵庫~姫路間を電車で移動。座席が空いていたので、ここで着席して体力回復…。
姫路到着で少し安心して、晩御飯を購入。
ちょっと余裕が出てきたので写真を。
宿を目指して、駅から北へ向かいます。

 …ここでトラブル。宿が見つかりません。
ナビを見て場所は合ってるのに、名前が違うため困惑するばかり。
 宿周りをウロウロして、ネットで調べて気付いた事実。
なんと、予約後に宿名が変わってました…。到着して安堵します…。
 なんとか、本日のお宿到着です。
 体を休めて、次回は光り輝く場所へ参りますよ。
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