湊川神社には、楠木正成公(Wiki)が祀られています。 公は室町幕府成立前に、天皇側として活躍した武将です。
最期は、足利尊氏相手に不利を悟りながらも戦を仕掛け、後世にその忠節を称えられました。
子供の頃に読んだ漫画でその場面が描かれていて、小二心を刺激されたんですよね。
神戸に行くなら是非ここに、と言うことで旅先リストに入っております。
それでは、目次と本文です。
〇神戸旅行記一覧
神戸中華街
昼食は中華
神戸電鉄経由で三宮へ帰還。そこから、JRで元町へ移動しました。南側へ抜けて、神戸元町商店街アーケードを通過してさらに南下すれば…
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| 凄い人だかり。 |
東へ抜けて、長安門から改めて再入場。 下調べしていた「劉家荘」を探して彷徨います。焼鶏(しょうけい)料理が名物のようです。
昼食は…ここか「南京町 花梨麻婆飯店」を狙っていました。
…が!今の私の胃袋は!鶏を求めています。待っててね、劉家荘!
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| 鶏さんがキュートですね。 |
昼時少し前が幸いして、座席は空いていました。お目当ての焼鶏定食を注文。
若鶏を丸一日スパイスに付けて、高温の油で揚げてから蒸したものだそうです。がっついて下さいと言わんばかりの見た目!
※お店ホームページより抜粋。
ローストした鶏肉が、骨ごと豪快にざく切りされています。
箸でつまんで肉を頂きます…。
脂の乗った鶏肉は、白米との相性が抜群です!美味しい!
セットの卵スープが薄い塩味であっさりして、これもお肉に良く合います。 折角なのでお酒も注文。
杏露酒(シンルチュウ)を頂きました。うーん、甘くて美味しい。
完食しました。ご馳走様でした!
散策
お腹いっぱいで満足したので、中華街を散策します。劉家荘は東側、長安門寄りにあるので、西へ向かってGo。
定番の観光地らしく、通りは人がいっぱい。
修学旅行らしい学生と、私のような観光客でごった返していました。
軒を連ねる店で意外なものは、射的(?)の店。倒したら景品が貰えるアレですね。
数件あって、どれも賑わっていました。
客引きの方も、中華風で力強い感じでした。 中華街東西ド真ん中に到着。
この近くに、老祥記という有名な肉まん屋さんがあります。
食べてみたかったのですが、かなりの人が並んでいたので断念しました。
この立派な建物は、何だと思いますか? こちら公共のお手洗いになります。こんな所まで、中国感溢れますね。
引続き、フラフラ。中華食材店を物色し、ギャラリーを覗いたり…。 シュラスコみたいに鳥を焙ってます。
美味しそうですが、鳥は先ほど頂いたので断念しました。
小休止
歩き疲れたので、天福茗茶(テンフクメイチャ)というカフェに寄りました。こちらのメニューに台湾の夏定番スィーツ、(緑豆湯リュードウタン)なるものが!
折角なので注文してみたものの、売り切れでした…。 仕方ないので、タピオカ入り抹茶ラテ。
ゆっくり座ってドリンクを飲むだけでも、良い休憩になりました。 再出発。そのまま西へ通り過ぎ、西安門を抜けて中華街を後にします。 地下鉄「みなと元町」駅まで歩いて、「ハーバーランド」駅へ。
この区間も歩けなくはなさそうでしたが、時間がかかりそうなので文明の恩恵を享受しました。
湊川神社
神社前
「ハーバーランド」駅到着、是即ち接続のJR神戸駅到着。 ここから北へ少し歩けば、湊川神社です。なんなら、駅前交差点からその姿を望むことも出来ます。
5分ほど歩いて表神門へ到着。丁度七五三シーズン。 着いてびっくり、神社向かって左側には駅入り口が。
阪神電気鉄道・阪急電鉄の「高速神戸駅」がこんなに近くにあったとは…。 それでは境内へ行きましょう。 一礼して門をくぐります。
墓所
門を潜ってすぐ左手側に、公の墓所があります。幕末には、吉田松陰などの勤皇派の方々が墓参していたとか。
特に松陰さんの熱の入れようは半端でなく、数回墓参されたようです。 こちらは、徳川光圀公揮毫と伝わる楠木正成公墓碑の写しです。 併せて、漢詩の碑文が。
朱舜水と言う方が詠まれた碑陰記(ひいんき)のようです。 余談ですが、彼は光圀公存命時、明滅亡に伴う亡命者として来日したそうです。
この方の事も、知りたくなってきました。
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| 源忠興って、細川忠興さんかな…? |
奥でお墓参りをしてから、神社へ。
境内参拝
本殿です。RC造ですが、それと判らない感じの落ち着いた色合。天井に立派な絵があるそうですが、この日は祭事が多いため入場を諦めました。 略拝詞を唱えて参拝完了。 こちらは、親子さざれ石。大きい方を正成公、小さい方は子息の正行に見立てての配置だそうです。
桜井の別れがイメージされている…のでしょうか。
下の写真は、宝物殿(奥)と日本最古オリーブの木。 宝物殿はちょうど、無料開放されていました。
公の生い立ち~最期までと、身に着けていたと伝わる鎧や肖像画が展示されています。
小さいながらも、見ごたえのある展示室でした。 オリーブの由来です。
明治6年に持ち帰られたものが、縁あってこちらに移植されたようです。 湊川のお稲荷様。 備前焼の狛犬。戦火を生き抜いて、かつ大型のものは珍しいそうです。 お茶会も催されていたので、お邪魔してきました。
(大盛況で1時間待ちでした。境内散策をしていたら、逆に時間が足りないくらいでしたが。)
お点前も何も知りませんが、正座が辛かったです(小並感)。
殉節地
境内には、正成公が最期を迎えた(と伝わる)場所もあります。七生報國(7たび生まれ変わっても国に報いる)と誓ったのがここでしょうかね。
※ネットでこの言葉を検索したら、いかついネックレスが出てきて驚きました。 門は閉ざされていますが、神社の方にお願いすれば入場可能です。
七五三で忙しそうでしたが、ササっと案内して下さいました。 ブログ掲載禁止とのことでしたので、写真はごめんなさい。
手入れの行き届いた先を歩いていくと、僅かな丘があって、そこが殉節地とのことです。
社務所の方、ご案内有難うございました。
名残惜しいも、ここで湊川神社を後にします。
多分に主観も含まれますが、澄んだ空気の流れる心地よい場所でした。
湊川公園~姫路
参拝してググっと盛り上がるものがあり、湊川公園へ公の銅像を見に行くことに。神門横の高速神戸駅~新開地、乗り換えて湊川駅まで行きます。
お上りさんに道を教えてくださった駅員さん、有難うございました…。 立派な銅像をパシャリ。
ここから姫路に向かうので、急いで踵を返します。
(ホントは関帝廟にも行きたかったのですが、逆方向だし時間が無さそうで断念。)
姫路へのルートがJR以外に分からなかったので、今度は兵庫駅を目指します。
ルートを悩んだ末、徒歩を決断。 新開地1丁目のアーケードを通り抜けて…
2丁目アーケードをくぐる手前で、南西に舵を切ります。 これをずっと歩けば、兵庫駅が見えるはず。
※スマホの電池が心許なくなったので、この辺りで写真撮影を控えました。
歩いて歩いて、駅に到着。2~30分といったところでしょうか。
兵庫~姫路間を電車で移動。座席が空いていたので、ここで着席して体力回復…。
姫路到着で少し安心して、晩御飯を購入。 ちょっと余裕が出てきたので写真を。
宿を目指して、駅から北へ向かいます。
…ここでトラブル。宿が見つかりません。
ナビを見て場所は合ってるのに、名前が違うため困惑するばかり。 宿周りをウロウロして、ネットで調べて気付いた事実。
なんと、予約後に宿名が変わってました…。到着して安堵します…。
なんとか、本日のお宿到着です。 体を休めて、次回は光り輝く場所へ参りますよ。


































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